第二回くまさるゼミ(11/28開催) ふりかえり 

初めまして。
栄養学を学んでいる同女4回の とみー こと 冨林かおりです。

ご報告が大変遅くなってしまいましたが、この場をお借りして
第二回くまさるゼミ『管理栄養士ってなんだ!?』について振り返ろうと思います^^

〜レジュメ〜 
https://www.dropbox.com/s/ircr84c5hlgkbqb/%E7%AE%A1%E7%90%86%E6%A0%84%E9%A4%8A%E5%A3%AB%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%94%E3%81%A8.docx


たくさん伝えたいことがあったのですが、
まず今回は私たちの職能について知ってもらいたいと思い
 
 ①管理栄養士ってどんなところでどんな仕事してるの?
 ②今の管理栄養士専攻の学生が学んでいることは??

に絞ってお話させていただきました!(^^)!



私が実習先でみてきた現場の栄養士さんの様子、また他職種とのかかわり方など
についても織り交ぜてたくさんお話しさせてもらった二時間でした。

ゼミに参加された方々から予想以上にたくさんの質問をしていただき、
この管理栄養士という職種にも広い関心を持っていただけたのではないかと実感しました。

そして「管理栄養士さんはもっと必要とされるべきだ」という参加者さんの声が出たことに、私はとっても感動していました(;_;)/!


また、質疑応答を通してみなさんと情報交換をする中で

・医療職種として管理栄養士に期待されていることは何か
・栄養管理を行う中で他職種と連携できる部分はどこか
・他学部が栄養学についてどこまで理解しているのか

など知ることができ、ゼミプレゼンターとしても大変よい時間を過ごせたと感じています。



そして、まだまだ自身の専門的勉強が足りていない部分があることを把握できました。
来年から職場で働きながら、学び頑張っていこうと思います。
(無事国家試験に受かって就職できますように!!笑)



自身の感想が長くなってしまいましたが、
以下に参加された方々の感想(転載OKな部分)をまとめます。


実習では管理栄養士の方をお目にかかる機会すら全くなくて、やっと見つけたと思ったらすぐにどっか行ってしまい、管理栄養士という職名は知っていても中身はほとんど知りませんでした。
ですが今回の企画のおかげで実際に目指している方の話・経験談を聞けたので、改めて管理栄養士を理解することができ、またその立場からみた問題点・改善すべき現状も知ることができました。
今後自分が現場で働いて、患者・療養者と関わる上で食を通じてのコミュニケーションも非常に重要になるだろうし、その為にもこのようなスタッフの協力の重要性を知ることができて良かったです(^^)

話してくださったことは、ほとんど私には知らなかったことばかりだったのですが、大変興味深いことばかりで、終止話に聞き入ってしまいました(*・∀・)
聞いてるだけでも、とても楽しかったです!

作ってくださった資料は分かりやすくまとまっていて、とても良かったです★
管理栄養士についてのお話はその資料に沿って話してくださったのですが、一つひとつ詳しく説明してくださり(実習経験も交えて)、大変勉強になりました!(^^)
食事って栄養だけでなく、見た目や楽しむってことも医療の現場では大事なんですね!

私は実習では、保健センターと老健で栄養士さんに出会った程度で、病院では全く出会いませんでした。保健センターと老健で初めて栄養学というものに触れ、栄養って大切だなとは感じてはいましたが、トミーさんのお話を聞き、さらに管理栄養士さんは必要だと感じました。病院ではあんまりいらっしゃらないというのは本当に残念です><

ですが…栄養は、病気かかってる人だけでなく、かかりそうな人、健常者でも予防という意味ではホントに大切ですし、医師や看護師よりも管理栄養士さんって幅広い分野で活躍できる、活躍してほしい存在なのだと思います(ノ´∀`*)

管理栄養士さんの仕事(特に院外)について、ちゃんと聞いたのは初めてでした。
相手のニーズを考えて、見た目も楽しく美味しく健康的な食事を考えていらっしゃるのには感動を覚えました。
本当にQOLに関わる食というところで、人に関われるのは素敵だなと思います。
色々な人が食事でhappyになるように、という言葉が印象的でした。

少し思い出した話があります。
私はこの夏、カンボジアの診療所に行きました。
首都からバスに揺られること二時間、ジャングルの中の小さな診療所です。
アメリカ人医師が一名と日本人スタッフ一名、後は現地スタッフやボランティアの人たちで運営されていました。
現地スタッフが作る食事はおいしかったのですが、栄養はとても偏っていました。
肉、卵、ごはん、というような食事が平気で出てきます。
日本人スタッフが何度栄養のことを言っても、良くならないそうです。
彼女らは食教育を受けてきておらず、栄養という概念があまりないのです。
そこで生まれた赤ちゃんは、離乳食をずっと大人の手で与えられ続けたため、一人で食べることを覚えられません。
その診療所では、それでも少しずつ改善に向かっているようでした。

首都の病院の現状はもっと酷いようです。
カンボジアでは病院は治療をするだけで、その他の入院患者のお世話は家族がします。
病院食も出ません。家族は、お弁当を買ってきて与えるのです。
見せてもらいましたが、焼き飯と鶏肉、というような野菜の少ない食事でした。


こんな話を長々と書いて何が言いたかったかというと笑
富林さんのお話を聞いて、日本は恵まれているな、と思ったのです。
恵まれているからこそ、もっと理想型を追求していけたらいいなと思いました。
食教育を充実させれば、健康な人が多くなるかもしれない。
もっと管理栄養士さんと連携して医療をつくっていけたら日本はよくなる。
日本の医療が良くなってhappyになったら、もしかしたらカンボジアにも届くかもしれない。
食事のことを少し考えるだけで患者さんの状態が良くなる、と知っている医療者ってどのくらいいるのでしょう。
私も今回、管理栄養士さんについて初めて知りました。
もっとどんな仕事をしているのか知りたいと思うし、他の人にもそれが広まればと思います。
次回も楽しみにしています。

続編ゼミをしてほしい(特に、疾病ごとの栄養管理などについて)という意見も頂きましたので、
年が明けたら何か企画するかもしれません。
国試勉強の具合を見て考えようと思います。笑



2013年もあと数日ですね。

それでは皆様、
よいお年をお過ごしください。